あともう少し続きます。沖縄編
キルとパフに加えて、今回ももう一つ、沖縄でやっておきたい作業がありました。
それは煤(すす)作り
ウニキ(フラの正統な継承者として認められるための儀式)のときに身につける衣装の中で、
ブルーのものがあります。
これはオーラパ(ダンサー)として認められたものだけが身につけることができる衣装で、ホ
オパア(チャンター)は同じ色のキヘイを身に纏います。
クムフラはオレンジの衣装。
すべてに模様が描かれていますが、
このときに使う墨も自分たちで作るのです。
墨の材料は、レイを焼いて作った煤
ククイオイル 、ハワイの赤土、オレナの粉など…
今回沖縄で、楽器作りと並行して、煤作りをいたしました。
何せたくさんのお花を焼くので、都内でカジュアルに「ちょっと煤作ろう〜♪」って出来ないんですよね
今までにいただいたレイ。
たくさんのマナが入っているそのレイを、
それぞれ、大切にとっておきました。
レイに使われた糸やワイヤー、それから葉の部分は取り除きます。
お花をほどいていると、編まれた花の一つ一つにどれだけの愛がこめられているか
時間を超えて再び感じることができるのですよね。ありがとうございます。
今回の旅に急遽参加してくれた、オラパ候補生のKanoelehuaユッキー。
下準備
油をかけて焼きます。まっこちゃんもお手伝いしてくれた~Mahalo!
記録として正直に書きますが、本来は油をかけたお花にそのまま火をつけて燃やすのですが
今回ちょっと情報が錯綜した関係で、下から火にかけて焼肉みたいに焼きました!!
でもおかげで粉っぽくない煤が取れたので、怪我の功名かしら…と前向きに考えています~
火加減を見る沖縄校のKealohaよしこちゃん。滞在中つきっきりでヘルプしてくれました。
まっくろになったレイと、同じく滞在中ずっと一緒にいてくれたMapuana智恵ちゃん。
智恵ちゃん、よしこちゃん、そしてユッキーが2日間つきっきりでこの作業をしてくれてました。
お礼を何度言っても足りないくらい…感謝しています!ありがとうありがとう。
屋外とはいえ、煙いし熱いし、大変です。
蓋についた煤をこそげとります。これでレイにこめられたマナも一緒に
衣装に塗り込むことができますね。
焼いた灰は、ホアロハ先生のおうちのお庭に。
こうして、沖縄での作業はなんとか無事に終わりました♪
もう少し続く…
Noe’ula