ALOHA~ Noe’ula リリィです!
いかがお過ごしですか?今日はとっても寒かったですね。
とうとう師走に入り、時の流れの速さを感じます。私事ですが先日誕生日を迎えました。温かいメッセージや素敵なレイをいただきました。本当にありがとうございます。
日の出を見ながらフラとの年月のことを思い返していたのですが…
そのなかで思い出したことを今日は書こうと思います。長文です!
私がフラを始めたのは2004年。当時私は30歳目前の、人生にまったくやる気のない女子でございました。社会に出て働き始め(最初は営業職でした)、そのときによく言われていた言葉が「お前は甘い」。
「もっと打ちのめされないとだめだ」とか「苦労が足りない」とか、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」というのをとにかく言われました。
そのたびに「生きてるだけで結構つらいのに、これでもまだ足りないんだ…もっと苦しまないとだめなんだ。大人ってつらいなー」と、思わされたものでした。そして、それだけ言われてもやる気はまったく起きず、私は人としてダメなんだなーとぼんやり思いながら生きていた気がします。そんなときに友達となんとなく始めることになったフラ。
レッスンに出て最初はびっくりの連続でした。
先生たちのフラの美しさにびっくり(イメージと全然違った)、
おもしろくてびっくり!やさしくてびっくり!という感じです。
私はそれまで褒められた経験が少なかったので、フラを始めてちょっとしたことにも笑顔でほめてもらえることが、すごく新鮮でした。
クムサンディーが「鏡の中の自分に笑いかけてあげてね」とおっしゃっていたのもびっくりでした。鏡の中の自分を見るのは最初は怖かったけど…照れながらも徐々に笑えるようになりました。
「踊ってくれる自分の体に感謝しましょうね」
もびっくりでした。自分の身体に不満ばかり持ってた! もっと細くなりたい、もっとこんな顔だったらよかった、もっと背が高かったら…
でもフラが好きになって、フラを踊れるのは身体が動いてくれるからなんだなぁ…と思ったら、感謝の気持ちがわいてきて…
そうやって一つ一つのメッセージを、びっくりしながら受け取って、ちょっとずつ自分の中に取り入れていた気がします。
フラを始めて3か月。全然笑顔じゃないホイケの写真。↓
そして…忘れられないのが、入会して最初のクリスマス。スタジオで行われたパーティに思い切って行ったんです。そこでクムサンディーが最後にスピーチしてくれたのですが、
「私たち、好きなことをして、楽しく生きていきましょう~
こんなふうに楽しく世界を変えられるってことを証明しちゃいましょう♡」みたいなことを(おぼろげです)おっしゃっていたんです。
わたしにはそれがものすごい衝撃でした。え?苦しまなくていいの?って思ったんです。楽しく進化していけるんだ! 楽しく生きてもいいんだ!って思ったんです。
それまで刷り込まれていた「人生とは、苦しまなければいけないものだ」という呪いが解けた瞬間でした。
その後、フラを通して新たな喜びや葛藤や学びを経て、今に至るのですが、あの呪いが解けたのは本当に良かったなーって思っています。
時代は令和になり、当時のような苦労を尊ぶ価値観は過去のものになりつつありますね。
しかしながら20年前から自分を慈しむことや助け合うことの大切さを伝え続けてきたクムサンディー、すごいなーって思うんです。踊りだけだったらいろんな場所で習えると思うけれど、ちょっとした瞬間にクムが伝えてくれたメッセージや考え方が、いつのまにか私の心を磨いてくれたのではないかと思います。
毎レッスンでするクレンズ。みんなで響かせるALOHA CHANT。
そして一緒に踊っているフラシスターのこと。
言葉をかわさなくても心はつながれるということもフラを通して学びました。
今思い出して、当時の自分の暗さにびっくりですよね~
ここまで落差のある方は少ないかもしれませんが、何か生きづらさを感じているような人や傷ついて疲れてしまった人が、ここに来てホッとしたり、フラシスターと笑い合ったりしながら、キラリと光るものを見つけてくれたら嬉しいな~と思います。
みんながスタジオで楽しそうに笑っていると、本当に幸せな気持ちになります。
忙しい中で時間を作って、スタジオに来てくれている皆さんには心から感謝です。
貴重な時間を使ってくれているのだから、レッスンは集中して、めいっぱい楽しんでくださいね。そして、これからも楽しく過ごせるように頭をひねって企画を考えたいと思います!
自分がスタジオに来たばかりのときってどんなだったかな?って思い返してみるの、結構たのしいですよ♪ 初心にかえりますね!
↓こんなに笑えるようになるもんですね~