各クラスでHo’ikeに向けて準備が始まりましたね。
Ho’ikeはひとつの出産です。それぞれの。
それぞれがフラをやって 自分の中に何を成長させて
宿した種がどんな子になって現れるか
全員がそれぞれのhulababyを育て、出産する…お祝いなんですよ。
だからみんな、Ho’ikeの準備っていったら
妊婦さんになったつもり、Alohaの妊婦になったつもりで毎日を送ってほしい。
妊娠してるひとっていうのは、赤ちゃんが宿っているわけだから
食事も気をつける…ジャンクフードあんまり食べようとしない、とか
そういう意味で…食事とかだけ言ってるんじゃなくてね、
世の中からポジティブな気持ちだけをなるべく吸収すると
中にいる子どもはポジティブな気持ちを親からもらって…
actual(物質的)な形だけ宿ってるんじゃなくてspiritもそこにあって
一緒に何かを食べたがってる、
そこに何をfeed(食べものを与える、養う)してあげるかは親の責任だから
母親が受け取る感情とか感覚とかヴィジョンとかがすっごい大事。
この5ヶ月で自分の中で何を成長させるかが、ほんとうのHo’ikeに向かう準備だと思います。
それはフラシスターたちと、調和っていう言葉をね お互いに吟味しあうというか
「2人以上がひとつ屋根の下で何かをするときは社会の始まり」っていう
私がいつも言っている言葉をもう1回、本気で見つめ直して
要は2人が ひとクラス10人になり、30人になり70人になっていくわけなんだけど…その基本的な1対1の関係をどうするか。クラスの中での。
「ひとクラスとひとクラス」っていうのも社会なのね。大きな大きな意味でくくると。
このふたつも社会を表す現象になっていくし、
「このハラウとあのハラウ」も同じ。
「1対1」っていうのはなにかっていうと全ての始まりだから
それですごいいろんなことが学べるはず。
助け合ったり、助けてもらったり
教えたり、手を引いてもらったり手を引いたり…そして、助けられたいときは助けること。鉄則です(笑)
素敵な人生を送りたかったら自分が素敵にならないと。おっきな愛に。
「じゃあ素敵って何だろう?」っていうのは
書いたりするといいですね…どうなりたいかをね。
アファメーションを日常にするとすごく迷わなくなるし…
テレビのスイッチをひねったら、もう悲しいニュースに金縛りでしょう?
ねえ。だからそこに縛られてしまうか、
look beyond(見通す)…その奧にある「いったい自分はこの現象から何を学ぶべきなんだろう?」っていうことを常に意識してないと流されてしまう。 悲しいことばっかりフィーチャーされてるから。
で、もともとフラっていうのは台風の目というか真ん中、
世の中にどんな嵐があっても真ん中にいる自分をみつけなきゃいけないのね。
だからいつも軸探しをするでしょう?
それがいちばん大切なことかも。日常、毎日の生活の中で。
なにがフラかっていうのは、それなんだよね…。それなの。
毎日呼吸してること、歩いてること、会話してること、全部がフラだから。
踊りを踊るだけがフラじゃないから。
踊りを踊ることだけがフラだと思っている人は
すごいもったいないことをしていると思います。
24時間がフラだと思えてはじめてフラとの生活をしていることになるし
うん ぜんぶ都合がいいようにフラと結びつけてかんがえてみたら(笑)
ラクになりますよ。
「昨日ちょっとうまくいかない事があったけれど、ちょっとひと踊りしてみよう、
ステップを踏んで…カラカウア、オーステップ…カヴェルを後ろに踏んでみて
ちょっと…見直してみよう」って…
人生ね、「あ、ちょっと失敗しちゃった…」っていうのを気がつけばいいけれど
わからないと、見直すこともできないで必死で走っちゃって前行ったり
逃げ道を探すようになってしまう。
じゃなくて、いつもちょっと立ち止まって踊ってみる(笑)
そうすると変わります。うん、自分の姿勢が変わる。
すべての踊りは軸探しから生まれたものだと思うし
ぐらつかない自分、大らかに呼吸している自分…じゃあないと
人を救える存在なんていなくなっちゃう(笑)
フラを踊る人達はどんな嵐でもそれを貿易風に変えるぐらいの気持ちをもっていないとダメだと思う。
自分の人生がすごい嵐のまっただ中だったとしても、
ちょっと立ち止まってtrade winds(貿易風)を心の中に吹かせてみると
見方とか感じ方も変わっていきます。
ほんとうはね、
苦しいことって47秒とか45秒しか続かないんですって。
精神的な苦しさはね。
たとえば、タバコをやめた人に禁断症状が出るのは、
ほんの40何秒のことなんですって。で、それをガマンできないと
手をつけちゃったり、イライラしちゃったりする…だから、それと上手につきあう(笑)
その瞬間は、それが全てだと思っちゃうのね。
「ああ私ってほんとに不幸…」とか…だからそう思わないで…
たとえばね、
台風の時、小鳥が枝にしっかりつかまって夜を明かすでしょう?
で朝、静かな夜明けがきて「すごい!あー朝だうれしい!ピピピピピ!キャー」って
「ありがとう」って声、喜びの声を…
そういう存在。
小鳥からフラを学ぶっていうか…うん、
踊るときは必ずそういう There’s got to be a morning after(夜明けは必ず来る)っていう気持ちを忘れずに
そっちに意識を集中して踊ったほうがいい。
踊っている人から出るバイブレーションが発光体になるかならないかの
違いって大きいですからね。
だから、7月11日はみんなの
ものすごいアロハ魂の出産の日です。
自分の中からわくわくどきどきを浮かび上がらせて
それをやることによって、自分の中の何かがほんとに変わるから…
うん、全然変わると思う。
ある意味では全員の卒業式です。
それを一緒に…調和っていうものを踊りを通して学ぶと
調和を乱す自分ってそうたやすく出てこなくなるし…ね。
お仕事やご家族の事情で、今回はHo’ikeに出られないという方もいると思います。
そういう方もその日に向かって一緒に…あの、要は見えない手をつないでる私たちは Ho’ikeに出る出られないじゃなくて、その日に向かって一緒に出産をするんです。
呼吸を合わせていく…ラマーズ法ってあるじゃない?
出られない人もそうやって一緒に見守って、一緒に生み出す。
それがほんとうのフラオハナだと思うから…。
踊ってる人だけがフラを踊ってるんではないの。
ひとつの曲は乗り物であって、どういう旅をするか、どうやって目的地につくか
みんなは一緒のバスに乗って、同じ所に向かう旅人なんです。
そうしたら綺麗な景色出てきたら「見て見てー」って
誰かが違うほうをみてたら教えてあげたり、とかね。
すごくいい体験になるはずですよ。
7月11日は
すごい明るい光が、世界にぽーんと生まれてくる日だと思うから…
そのハレバレと晴れやかな日に向かって、
わくわくしながらステップを踏んでいってほしい。
毎日自分に、自分の人生を祝福する踊りを踊ってあげてください。
そしてもうひとつ…無事に生まれるように、丈夫な子が生まれるように
みんなに応援してほしい出産があります。
Punahele、Māhealani、Leimamo、Kalehua、Ka’imilaniの5人が
神がかりダンサー excellent(素晴らしい) dancerとして生まれることができるように。
これはクムの出産なんです。
赤ちゃんを「この日に生みます」とは言えないのね。
用意ができたときは生まれてくる。
早くなっちゃうかもしれないし遅くなっちゃうかもしれない。
それは親と…生み出す人と生まれる人の対話だし
それを本気で見守るお産婆さん…クムヌイ(パティ先生)の意志が
すごく大切になってくるから…。
妊娠したら出産予定日っていうのがあるけれど、それは予定日にすぎない、
でも7ヶ月過ぎたらだいたい丈夫な赤ちゃんが生まれるでしょう?
その時まで…安定期に入ってもう安心して産めるように
何も心配がない状態まで
7月までに持って行かなきゃいけないの。
そうしてみんなに「10月にこの子たちは産まれますよ」って紹介できるように
今、頑張っています。
だから見守って、応援してください。
クムの出産イコールハラウの出産だから…
ほんとうに、何かが確実に変わる日です。