解説!Heiva i Tahiti2013 に行ってきました~

Aloha
いい天気です。初夏の気持ちよさですねー
寒くないって、なんて幸せ…
さて、今日はタヒチアンセミナーのレポートを!
4月22日(火)に渋谷にて行われました
マヌーシュ・レハーテル氏による
「解説!Heiva i Tahiti2013」
ヘイヴァの審査委員長でありタヒチ博物館館長
タヒチアンダンス連盟代表
そして素敵なTaneダンサー トゥアリイのお母様でもあるマヌーシュさんが
ヘイヴァ2013の映像を見ながら解説をしてくださるというセミナーに
行ってまいりました。
Heiva というのは、ご存知の方も多いと思いますが
毎年7月にタヒチで開催されているポリネシア最大の祭典です。
中でも目玉はダンスコンペティション部門
数々のダンスチームが繰り広げる壮大なステージは
本当に美しく魅力的です。
今回のセミナーでは、Heivaの起源、歴史などの基本的な知識はもちろんのこと
2013年に出演した中の3チームについて
マヌーシュさんがそのチームのテーマ、ストーリー
衣装、流れ、ダンサーの評価など、本当に詳しく説明をしてくれました。
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↑マヌーシュさん
どのチームのテーマも、メッセージ性に富んでおり
そしてそのテーマに沿った衣装、踊り、フォーメーションがあります。
例えば、Ori i Tahiti というチームのテーマは Ua Ao 母なる地球
大切な4つの要素 火、水、土、空 を表すコスチュームは
火は赤、水はシェル、土は植物、空は鳥の羽根を使って表現します。
また、はじめはフレッシュな緑の植物を身につけていたのが
枯れた茶色のものに変わる…これは地球の温暖化を示しているとのこと。
見てるだけでも美しい衣装、フォーメーションが、解説を聞きながら見ると、
もっともっと意味のある深いものに感じられました。
実際に見たい!という気持ちがムクムクして大変です。
個人的な印象ですが、古典フラなど比べるとタヒチアンダンスは
意味よりもその腰を激しく回すスタイルなどのビジュアルのほうに
関心が行きがちです。イベントが盛り上がる、とかスタイルがよくなる、とか、運動になる、とか
とにかく楽しい、とか、それも、親しむのには大切な特徴ではありますよ。
けれども、昔から大切に受け継がれてきた、他国の文化であるということ。
このことを忘れてはいけないと、セミナーを受けて改めて思いました。
表面上だけ同じようなスタイルをとっても、それはただの真似事でしかありません。
私たちはポリネシア人になることはできないけれど
同じ人間として、踊る喜びを知る人間として、彼らのスピリットの一部だけでも
日本で伝えて行くことはできるのではないかと思うのです。
ハワイの人々もタヒチの人々もとても心広く大らかで
私たちのような他国のものたちが、大切に受け継がれてきた自分たちの踊りを
踊っていることに対して非常に好意的でいてくれています。
それはとても幸せなことですよね。
だからこそ、誠意と尊敬を忘れずにいたいなと思います。
先日スタジオに遊びに来たタヒチアンのダンサーTaianaちゃんが
「あなたたちにはPassionがあるわ!」と言ってくれたのが
とても嬉しかったなー
5月2日のお台場ハワイフェスでも
私たちみんなのスピリットはきっと伝えられるはず。
ピカピカに輝いて、その光で世界が明るくなりますように!
今日のリハーサルもがんばろう!
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モリモリに咲いたバラとともにお待ちしています。
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オマケ:お散歩チリカ